セカンドの立場
自分が表舞台に立ってこそ最大限に活躍できるタイプの人もいますが、乙女座の場合はトップではなくセカンドの立場のほうが生き生きと活動することができるでしょう。
乙女座のエネルギーというのは外側に向けて発散されるというより、どちらかというと内側に向かって整合性を高めていく性質のものです。
その意識は細部に向かっていきやすいので、外部との関係性を高めていくよりも、細かい仕事をしたり人をサポートしていくほうが向いているのです。
そのため、上に指示する人もしくはアドバイスする人がいて、指示されたことを的確にこなしていくような環境がよいでしょう。
個性を求められない
12星座の中でもめずらしいほうですが、乙女座は個性を発揮しすぎないほうが活躍できるタイプです。
乙女座の個性というのは繊細かつ捉えどころがないため「際立つ個性」として表現するのが難しいといえます。
人はわかりやすいものを好みますから、捉えどころのない個性があったとしてもなかなか評価してはくれません。
そのため乙女座の場合は、個性に関係なく実務能力などをメインに活動したほうが活躍できるでしょう。
乙女座は非常に現実的な人達なので「 私は人間力で勝負するより知性と実務で貢献していったほうが良い」と分かっているのかもしれません。
聡明な乙女座は、「個性はただ表現すれば良いというものではなく本当の自分らしさを知ることが重要だ」と理解しているようです。
自由すぎない
乙女座は、ホロスコープ上の魂の流れで言うとまだ学生。
獅子座で自分の個性を確立した後、学校へ入り社会で生きていくための具体的な知識を学んでいく段階です。
そのため、自分自身でルールを作り上げるということはまだ得意ではなく、すでにある規則に従うほうが精神的には安心できるのです。
もし何のルールも規則もない完全に自由な環境におかれたなら、乙女座は心が安定せず、なにをどうしたら良いのかわからなくなってしまうでしょう。
マネジメントするのは得意でも、ゼロから活動を起こしていくのは苦手なため、完全なフリーランスなどはあまり向いていないかもしれません。
秩序とルールの中にあってこそ、その合理性と機能性を活用していけるのが乙女座なのです。