極端なものごと
決まった枠組みの中にきちんと収めていくことを好む乙女座は、何事もほどほどであることを心がけ、極端なことを嫌います。
人間関係は深く踏み込み過ぎず、大富豪になるよりは普通の小金持ちになりたがり、仕事は頑張るけれどやっぱり健康第一と考えるなど、なにかと中くらいのことに喜びと安心感を感じます。
有能でありたいと望みますが、飛び抜けて目立つ存在になりたいわけではありません。
極端であることは個人の力を誇示するためには良いかもしれませんが社会のルールを乱す恐れがあり、全体のことを考えると好ましくないこともあるでしょう。
ひとつ前の獅子座で極端で拡大した自己を省みるかのように乙女座では冷静さを取り戻そうとするのです。
表面だけで中身がない
堅実で中身のあるものを好む乙女座は、表面だけ着飾ったものや奇をてらったようなものには嫌悪感を覚えることがあります。
フワフワしたかわいらしさに若干のあこがれはあるものの、現実的に考えて、中身が無く表面だけ着飾ったものに価値を認めることはないでしょう。
また実力もないのに自分を大きく見せようとしたり、貧しいのに豪華な品々で身を固めている人のことは、その虚栄心に対して冷めた目で見てしまうかもしれません。
とはいえ乙女座は機能性や質実剛健なものばかりを求めているわけではなく、花柄や水玉柄、人形や小動物など少女のような可憐さを好むこともあります。
心の奥には、まさに乙女のようなかわいらしい側面があるのです。
混沌と無秩序
乙女座にとっての無秩序というのは、自由や情熱の元になるものではなく、精神的な混乱をもたらすものにすぎません。
12星座の中には秩序やルールがない状況でこそダ躍動感をもって活動できる人達がいますが、乙女座はまったく逆のタイプです。
もし混乱に巻き込まれてしまったなら、そこで自分の可能性を探すのではなく、その場をどう治めるべきか?ということに意識が向かっていくでしょう。
乙女座は、ゴチャゴチャしたもの、乱雑に混ざり合ったもの、規則性もなくルールも保たれていないようなものが大の苦手なのです。
とはいえ、乙女座の部屋は美しく片付いているかというと実はそうでもありませんが、年を重ねるについてきちんと整理整頓が得意になっていくようです。