踏み込みすぎないで
初対面の時からざっくばらんな会話をして腹を割ってなんでも気軽に話すというのが得意ではない乙女座は、少しずつ関係を深めていくほうを好みます。
初めて会う人にはフレンドリーに接するほうですが、それでもストレートなコミュニケーションをするのは得意ではないでしょう。
乙女座が望む人間関係というのは、全てをさらけ出してぶつかり合うようなものではなく、ある程度の距離感を保ちながら、すこしずつ信頼感でつながっていくような関係だといえます。
感情的なことで仲良くなるのではなく、趣味や関心事について楽しく会話ができるような、知的で軽やかな会話ができる関係を望んでいます。
乙女座は相手が本音を見せないからといって警戒することは少ないですが、逆に気持ちに踏み込んで来られるとつい身構えてしまうのです。
会話も関係もマイルドに
ブラックジョークをちりばめた刺激的な会話を好む人達がいますが乙女座はドギツイ会話は苦手です。
もしそういった会話になってしまったなら、その輪に加わることはなく遠巻きに笑ってやりすごそうとするでしょう。
乙女座は親しみを込めた態度でありながらもプライベートなことまでは踏み込みたくないほうなので、当たり障りのない会話を好みます。
仕事などに関係する話題であれば白熱した議論も大いに楽しみますが、感情的な会話になってくると口をつぐんでしまうでしょう。
乙女座はある程度の距離感があるほうが心地よい関係を保てると前にも書きましたが、それは密接な関係を避けているというよりあえて必要性を感じないからかもしれません。
人は完全にはわかりあえないのだから、対立したり、関心を求めすぎるのではなく、自然体でいいのでは?と感じているのかもしれません。
大らかに受け止めて
社交の場では当たり障りのない会話ができる乙女座ですが、親しくなってくると少しずつ辛口意見が飛び出してきたりします。
そんな批判クセのある自分のことを薄々気づいている乙女座は、厳しい人間だと思ってほしくないと心のどこかで感じています。
「本質に気づいてそれを指摘するのは正当な評価であって他者を攻撃しているわけではない」ということを理解してくれるような、大らかな人間関係を求めているのです。
自分の能力を評価してくれると同時に、人間的な複雑さも受け入れてくれるような人と出会えたら心から嬉しく思うことでしょう。
自分自身が繊細で神経質なところがあるので、細かいことは気にしない、のんびりした人と一緒にいると心が和みます。